産土神って皆さんご存知でしょうか？？
氏神様と混同されやすい産土神
中世あたりから、氏神・鎮守・産土神の混同が進み
区別がなくなり一律に氏神と一括りにされることが多くなっています
しかし実はそれぞれに大切な役割があるのです！！
今回はその中でも日本人はみんな知っておきたい産土神のお話
人物紹介
猫神様
水火土會神社に住み着いている猫、実は霊験あらたかな物知り猫神様
新米巫女の昆美子に何かと世話を焼いている
猫神様の棲みつく水火土會神社に最近バイトで入ってきた女の子
古神道に興味はあるがまだまだ新米
神社に棲みつくえらそーな猫の世話を何かと焼いている
産土とは・・・？
猫神様！！猫神さま〜！！ね〜こちゃ〜〜〜ん！？どこですか〜？
なんだ！騒がしいのう。ここにおるぞ！！
猫神様！！聞きたいことがあるんです！！
お参りに来られた方が『ここの神様私の産土神なんだよね〜』
っておっしゃってて産土神ってなんですか？
しかも私の産土神なんて失礼じゃないですか？？
ほうほう。
その方はよく知ってる人間じゃのう。
感心。感心。
なんと！？どうゆうことですか？猫神様
昆美子は氏神は知っておるかの？
今は氏神と産土神は混同して考えられておるようじゃから
昆美子はその違いと何を担当してる神様かを知る必要がありそうじゃな！
氏神様はさすがにわかります
その土地を守る神様のことですよね。
その氏神を祀る方を氏子と呼ぶことも知っていますよ。どや顔
そうかそうか。
なかなかわかっておるじゃないか。
どや顔するのが早いなおぬし・・・
そうじゃなわかりやすく言うと
産土神は その土地に住む人、動植物、自然物全てを統括してお守りする神様
氏神様はその土地に住む氏一族の神でその一族を守護する神様
のことを言うのじゃ
えっ？？
じゃ氏神様を祀る方は皆血縁者？？ってことですか？？
その辺がややこしいところなんじゃ
氏一族が自分達の守護神を祀る神社を立てるじゃろ？
長い年月をそこでお祭りを続けていると、
そこに移り住むものも参拝するようになり
やがては特定の氏一族の神から、鎮座する土地に住む人々、
その土地全体を守護する神と
立ち場が変化していき産土神となると考えられる
だから氏神と産土神は混同して捉えられるようになり
氏神を祀る人全てが血縁者ってわけではないのじゃ
そうなんだ〜
じゃ産土神と氏神は同一ってことでいいですね！！
勉強になった〜〜
おいおい！！
役割が違うといったじゃろう！！昆美子が働いておる水火土會神社でもよく言っておろう
産土とは大地を含め万物を生み出す神であり、『分け御魂』を与えてくださり
今世を生きる一人一人の魂の責任者として守護してくださる神であると
なので氏神とは役割が違うんじゃよ
なるほど！！そっか〜！！
だからご参拝になられた方が『私の産土神』と仰っていたのですね！！
じゃあ色んな神社に行くことが今ブームになっているけど
まずは自分の産土神社が大事ってことですか？
そうじゃそうじゃ！
自分の産土を知るということは魂の性質を知るというのと同じなんじゃ
何か特別な能力が目覚るように感じる人もいるようだが
もともと我らは神の分け御魂をいただいて生まれておる
皆特別なんじゃ
色んな神社に行って良い気に触れることはいいことじゃが、自身の産土神を知っておると
どこの産土神が守護している魂かがわかり、迎える神も力を貸しやすいじゃろう
今神社に参拝するのがブームなのも日本人が本来の魂の在り方に戻りたがってる時が来てると
わしは思っておるよ
迷ったり、何かを決めるときもいろんな神社に行くよりも
自身の産土さんに会いに行く方がいい気がしてきました！！
今世の魂の責任者ですもんね！こころ強い〜
そうじゃな。
だから安心して己の生に励め昆美子よ
そろそろカリカリフード以外のご飯を持ってくるのじゃ
産土神に見守られてると思って、安心したら眠たくなってきました〜〜
起きたら産土神の調べ方教えてくださいね
むにゃむにゃ💤
おい！！
昆美子！！寝るな！！お〜い！！！
まとめ
氏神様と産土神は似ているが役割が違う
氏神様＝その土地に土着した一族を守護する神であり、長く祀られていることでその土地の守り神と考えられる
其の土地に移り住んだ時にご挨拶に行くと良い
産土神＝その土地にある万物の魂の責任者、子供を守る神とも言われている
自身の近況の変化がある時や迷った時、行ってみるのもいいかもしれません
昆美子の勉強は続く
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